生ローヤルゼリーと調整ローヤルゼリーの違い

ローヤルゼリーは大別すると生、調整、乾燥の三種類があります。
その中で、生ローヤルゼリーと調整ローヤルゼリーを比べると栄養成分や味に違いがあり、用途、目的、好みに合わせて自分に合ったタイプを選ぶことができます。 生と調整のふたつのタイプのローヤルゼリーの違いについてみていきましょう。

三種類のローヤルゼリー

ローヤルゼリーは生ローヤルゼリー、調整ローヤルゼリー、乾燥ローヤルゼリーの三種類があり、生ローヤルゼリーは採取したのち、不純物をろ過しただけの加工されていない状態のものです。

乾燥ローヤルゼリーは生のローヤルゼリーの水分を除去し乾燥させたもので、調整ローヤルゼリーは生、または乾燥ローヤルゼリーに添加物を加えたものです。

生ローヤルゼリーと調整ローヤルゼリーの違い

栄養の違い

加工されていない生ローヤルゼリーの栄養価は乾燥や調整ローヤルゼリーより高くなっています。

調整ローヤルゼリーはローヤルゼリー以外の成分が添加されているので、ローヤルゼリーの持つ栄養価そのものは生に比べて落ちてしまいます。 とはいえ、総重量の6分の1はローヤルゼリーであることという規定があります。

調整ローヤルゼリーに添加されている成分は商品によりまちまちですが、 はちみつやでんぷん、乳糖などが 一般的です。 付加価値のあるビタミンやコエンザイムQ10、コラーゲンが添加されている製品もあり、添加されている成分によっては生よりも栄養価が高くなる場合もあります。

味の違い

生ローヤルゼリーは特有成分であるデセン酸が、なんともいえない独特の酸味の原因となり刺激も強く、それゆえ敬遠する人も少なくありません。 味の面で生は摂取しづらいという意見が多くあります。

それに比べると調整ローヤルゼリーの味は、生の持つ独特の酸味や刺激はなく、摂取しやすくなっています。

保存方法の違い

生ローヤルゼリーは早く酸化し品質が劣化しやすく、栄養価も日に日に落ちていきます。 冷凍が可能とはいえ、品質を保つ保存方法は難しく、極力早く使い切らなければなりません。持ち運びはできません。

調整ローヤルゼリーは生に比べ保存期間も長くなり、品質劣化の心配も少なくてすみます。 保存方法も簡単で、生のように気をつかうことなく、取り扱いが楽になり、持ち運びも可能です。

摂取の仕方の違い

金属製のスプーンやフォークの使用は、生ローヤルゼリーを酸化させてしまう原因となります。 生ローヤルゼリーは飲み込まず口の中でゆっくりと溶かすように味わって食べるとローヤルゼリーの吸収が良くなるといわれています。

調整ローヤルゼリーは薬と同じ方法で、水と一緒に飲み込んで大丈夫です。

価格の違い

生ローヤルゼリーの方が価格は高いイメージがありますが、メーカーにより違いがあるとはいえ、一般にそれほど大きな価格差はありません。 ただ純国産の生ローヤルゼリーになるとかなり高額になります。

ローヤルゼリーの選び方のポイント

生ローヤルゼリー、調整ローヤルゼリー、それぞれメリットとデメリットがあります。 ローヤルゼリーの持つ優れた栄養成分をそのまま摂取したい方は生、ローヤルゼリーそのものの栄養が多少減っても摂取しやすく、保存も簡単で、長期的に続けたいという場合は調整ローヤルゼリーがおすすめです。